K-POPの注目新人グループ「ALLDAY PROJECT（オールデイプロジェクト）」が、2025年6月23日にデビューシングル『FAMOUS』とダブルタイトル曲『WICKED』がリリースです。
それに先駆けて公開された先行曲『FAMOUS（フェイマス）』のミュージックビデオが、世界中で大きな話題を呼んでいます。
発表からわずか1週間でMVをリリースし、YouTubeワールドワイドトレンド1位、中国QQミュージックMVチャート4位、日本のYouTubeトレンド5位など、アジア圏から欧米までグローバルな注目を集めました。
ALLDAY PROJECTは、THE BLACK LABEL（YGエンターテインメントの傘下）から登場した男女混合の新人グループ。
新世界グループ会長の孫娘・アニーや、ILLIT脱退後に合流したヨンソなど、バックグラウンドも個性的な5人が集結しています。TEDDYプロデュースによる期待のプロジェクトとして、すでに音楽業界でも熱視線を浴びています。
本記事では、そんな話題の楽曲『FAMOUS』について、その意味や歌詞を解説していきます。
タイトルの読み方、メッセージ、歌詞の深層に込められたアイデンティティまで、わかりやすく考察していきましょう。
ポチップ
『FAMOUS』はなんて読む？タイトルの意味も解説
『FAMOUS』は英語で「有名な」という意味を持つ単語で、発音は「フェイマス」。
ですが、この曲における“FAMOUS”は単なる称号や世間的評価を指していません。
繰り返し登場する歌詞：
“But we ain’t even famous”（でも、私たちは有名ですらない）
このフレーズが象徴するのは、「私たちはまだ“有名”とは言えないかもしれない、でもそれは本質ではない」という考え方です。
彼らは名声を追い求めるのではなく、“すでに自分たちは特別な存在である”という誇りを示しています。
つまり「FAMOUS」とは、有名かどうかにかかわらず、自分たちの価値を認める力のこと。名が売れていない今でも、自信を持って前に進む姿勢が、この一言に込められているのです。
タイトルの選び方一つにも、ALLDAY PROJECTの「今この瞬間を肯定する」強い意志が感じられます。
『FAMOUS』歌詞の意味は？
この楽曲は、自己肯定と等身大の誇りをテーマに据えています。
歌詞の一節一節には、まだ“FAMOUS”とは言えない立場からでも、確かなスタイルと覚悟で立ち向かう姿勢がにじみ出ています。
以下のような歌詞が印象的です：
- “Bum, no bigger than the girl next door”（隣の子と変わらないって？）
- “무대 서면, we fake it”（ステージに立てば、私たちは演じる）
- “When I walk, 다 돌아봐”（私が歩けば、みんな振り返る）
- “같은 공기지만 우린 너무 다른 위치”（同じ空気を吸っていても、私たちは全然違う位置にいる）
これらのラインには、強がりや虚勢ではない、静かに燃えるような自己認識と美学が感じられます。
また、以下の歌詞も深い意味を持ちます：
- “Don’t you try me, I want some more”（試さないで、まだまだ上を目指してる）
- “Money don’t make friends, only got my fam”（金じゃ友情は買えない、俺には家族だけ）
- “My name is The Greatest Unfamous”（俺の名前は“史上最強の無名”）
彼らのメッセージは明確です。
- 「有名だからすごい」のではない。
- 「今は無名でも、自分の価値は自分でわかっている」。
この潔さと反骨精神が、K-POPという枠を超えて、現代の若い世代の心に響いているのではないでしょうか。
“自分であること”を肯定し、まだ名を知られていない今すらも誇らしく掲げるーー『FAMOUS』はそんな感情を鋭く、けれど優しく表現した楽曲なのです。
『FAMOUS』はどんな曲？
この楽曲は、リスナーを一瞬で引き込むようなサウンド構成が魅力です。
- ヘビーなシンセサウンドとギターリフが支えるダンサブルなビート
- メンバーごとのキャラクターに合った構成とパート割り
- 女性陣のクールで魅惑的なボーカル、男性陣の鋭いラップが共存
印象的な歌詞には次のようなラインも：
- “Don’t you try me, I want some more”
- “Money don’t make friends, only got my fam”
- “My name is The Greatest Unfamous”
これらの歌詞が示すのは、社会的な成功やステータスよりも「自分の核」に忠実であることの大切さです。
リズムやフローは力強く、しかし内容は冷静に「ありのままの自分」を語ることで、より一層説得力を生んでいます。
ALLDAY PROJECTというグループについて
ALLDAY PROJECTは、K-POP界では珍しい男女混合グループであり、結成前からその個性と経歴で注目を浴びていました。
メンバー構成は：
- アニー（ムン・ソユン）：新世界グループ会長の孫娘。洗練された佇まいと存在感が話題。
- ヨンソ：ILLITを脱退後に加入。既にファンの間では実力派として定評あり。
- ターザン（イ・チェウォン）：モデル兼舞踊家。身体表現力の高さが特徴。
- ベイリー・ソク：世界的に有名なダンサー・振付師。MVでも圧倒的存在感。
- ウチャン（チョ・ウチャン）：『SHOW ME THE MONEY 6』やTrainee Aで活躍したラッパー。
プロデュースは、BIGBANGやBLACKPINKの楽曲も手がけたTEDDY。
グループの多様性と個性が一曲に濃縮されており、単なる“新人”ではない強さと説得力を持っています。
『FAMOUS』MVの反響と注目度
MVは2024年6月17日に公開され、公開から約40時間でYouTube再生数500万回を突破しました。加えて：
- YouTubeワールドワイドトレンド1位
- 中国QQミュージックMVチャート4位
- 日本YouTubeトレンド5位
- 米国・ブラジルなどでも急上昇動画にランクイン
MVの構成では、メンバーたちがそれぞれ異なる場所から集結し、“不可抗力に導かれて一つになる”というストーリーが描かれています。
個性を放ちながらも、グループとして強く結束する姿が楽曲のメッセージともリンクしており、映像作品としても高く評価されています。
ALLDAY PROJECT『FAMOUS』はなんて読む？意味・歌詞の考察をやさしく解説！まとめ
ここまでALLDAY PROJECT『FAMOUS』についてタイトルや歌詞を考察し深堀してきました。
- 『FAMOUS』は「フェイマス」と読み、「有名な」という意味。
- しかし曲の核心は「有名でなくても、自分自身の価値を信じる」という強いメッセージ。
- タイトルは“自己肯定”の象徴。
- 歌詞は“等身大の自信”を語る物語。
- サウンドは“力強くスタイリッシュ”。
- グループ構成は“異色でありながら完成されたバランス”。
- MVは“世界的反響を呼ぶ映像演出”。
この曲が伝えるのは、自己の信念と存在の価値。
そして、それをスタイルと音楽で証明していくALLDAY PROJECTの覚悟です。
有名であることよりも、自分の芯を持って輝くこと。 そんな今の時代にぴったりの“自己肯定のアンセム”として、『FAMOUS』はこれから多くの人の心を掴んでいくでしょう。
6月23日には正式デビューシングル『FAMOUS』と、ダブルタイトル曲『WICKED』がついにリリース。ALLDAY PROJECTの挑戦は、まだ始まったばかりです。今後の活躍に大いに期待したいですね。
