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舞台に立ってYOASOBI原作パラレルレーン感想は?小説のあらすじも【ネタバレ】

曲・小説・MV

YOASOBIの新曲『舞台に立って』。

2024年度のNHKのスポーツ中継や番組などで流れるNHKスポーツテーマ2024。
この楽曲として描き下ろされた舞台に立って。

この舞台に立っての原作は『はなれたふたり』『パラレルレーン』『終わらないデュース』の3作品。

本記事ではその中でもパラレルレーンについて小説を読んだ感想と、あらすじをまとめていこうと思います。

他の2作品についても別の記事にて感想とあらすじを書いていますので是非ご覧ください。

なおパラレルレーンはYOASOBIのオフシャルサイトで公開されており、10分程で読める短編小説となっています。

それでは早速感想からいってみましょう
ここからネタバレも含みますのでご了承ください。

YOASOBI新曲『舞台に立って』原作パラレルレーン感想は?【ネタバレ】

結論からいうと自分ももっと頑張んないとだな。
そう思わせられた内容でした。

パラレルレーンのテーマは『水泳』

あらすじは次の項でまとめていきますが

水泳でインターハイを目指していた主人公は交通事故によって右足を失い、目標もなくなり、なんとなく日々を過ごしていました。
ある日転校生が来たことで一変。
もう一度水泳に向き合い頑張っていく。

簡単にこんなストーリーです。

自分はもし事故にあっても、主人公と同じように虚無感だろうな。
リハビリ頑張れるのかな。

そう考えてしまいました。

こういう時、1人じゃ到底乗り越えられない気がします。
家族や友人、仲間、恋人など支えになってくれる人がいなければ、相当辛いのではないかと想像します。

人は1人だとネガティブな考えになるな。
自分もそうですが、うまくいかない時って何やってもうまくいかず、気持ちも落ち、イライラして、また落ち込んで…。

そんなふうに負のループに入ってしまいます。

しかしそこに同じ境遇で頑張っている人がいたらどうでしょうか

下手に今までの仲間が気を遣いながら接するよりも、気持ちを変えるきっかけになるのではないでしょうか

『ひとりじゃない』『自分だけではないんだ』これを気付けることで、前向きになるきっかけになるのではないかと思います。

今回の主人公のように

そういった意味でパラリンピックというのは本当に同じ境遇の人の力になるし、自分もこんなところで止まってる場合じゃない。

頑張ろう。ここまでやれる人もいるんだからと、希望になるんだなと思います。

自分も奮い立たせられた。

そんな作品でした。

YOASOBI新曲『舞台に立って』原作パラレルレーンあらすじは?【ネタバレ】

一部自分が実際に読んで感じた考察も交えながらあらすじをまとめていきます。

主人公は高校2年生の夏凪漣(ルビは振られていませんがなつなぎれんかなと思います)。

主人公は元水泳部。

1年生の時はインターハイを目指し、チームでもエースで1番速い泳ぎでした。

しかし大会前交通事故。スマホをみながらの運転でトラックが左折。

そのタイミングで交差点を渡ったために起きてしまいました。なぜ自分が事故に遭わなければならなかったのか。

あのときの選択が一つでも違えば事故が起きなかったはず。ぐるぐる考えてしまいます。

漣は右足を失ってしまいました。

更に見舞いにきたチームメイトから聞かされた優勝したという事実。
本来であれば喜ぶところなのかもしれませんが、エースと言われていた自分がいなくても優勝したという事実は相当悔しく、自分の存在意義がなくなってしまった。

そんな感覚になってしまったのではないでしょうか。

そして時間は過ぎて現在。新学期を迎え転校生がきました。
この転校生が漣の運命を大きく変えることになります。

転校生の名前は鮫島伊吹。右足が義足、左腕の関節から先がない女子生徒でした。

漣は始め自分と同じように足がなく、競泳で世界一になるということに対して劣等感に駆られました。
ここからも水泳を本当はやりたいと思っているということが伺えます。

しかし泳げなくなっていたらと思うとなかなか踏み出せず障害者として演じる漣。
自信を持ってできていたことが急にできなくなって、それをまた再開させるにはかなり勇気がいります。

そんな状況で伊吹との出会いでした。

ホームルームでは伊吹の歓迎会が行われました。

そこでも伊吹と距離を置く漣。
学級委員長が伊吹を漣の方へ連れてきました。
ほっておいてくれと言わんばかりの漣。

周りは『かわいそう』『いやかわいそうは失礼だろ』『そもそもそういう話をするべきではない』など論争が始まり、漣の事は蚊帳の外。

その時ぱぁんとポテトチップの袋が暴発した大きい音。
伊吹はこの状況を止めるためにやっやのでしょう。

タイミングをみてその場からいなくなる漣。
追いかける伊吹。こうして伊吹と話し、渡された紙切れ。

紙切れには障がい者交流センターの住所が。
ここには25mのプールがあります。

これが漣が水泳を再開するきっかけとなります。
最初は怖さがありましたが水に入ってみると意外と体は軽く、タイムは遅いものの泳ぐことができました。

その後は練習、筋トレ過去のわだかまりを取るためにかつての仲間へ話をし、伊吹が出場する大会観に行き、次は自分が競技者として大会に!と心から思えるようになったところで話が終わります。

YOASOBI新曲『舞台に立って』原作パラレルレーン感想は?あらすじも【ネタバレ】まとめ

エースとして五体満足だった少年が交通事故をきっかけに右足を失い、希望を失っていたところに同じく右足がなく、左腕もない中で水泳で世界一になると頑張る少女との出会い。

人は一人では頑張りに限界がある。
人と人とが支え合い、励ましあっていくことで成長でき、明るい明日を見ることができる。
絶望にいたとしてもまた前を向くことができる。

人と人とのつながりの大切さを感じた作品だと感じました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

舞台に立ってのMV考察もしていますのでぜひ!↓

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