都庁のプロジェクションマッピングでもコラボが決まったNHKスポーツテーマ2024話題の新曲『舞台に立って』
2024/7/26(金)に配信リリースが決定し、配信ジャケット公開されました。
原作小説のマンガも同日に『少年ジャンプ+』にて配信されました。
もちろんこの舞台に立っての原作小説は公開されています。
曲を聴く前に、曲を聴いた後に
原作はどんな話なのか気になる方もいるのではないでしょうか?
YOASOBIといえば『小説から音楽をつくる』をコンセプトにしているユニットであり、小説も大事な要素の一つです。
そこで本記事では原作の中でも『はなれたふたり』を実際に読んだので、あらすじと共に感想をまとめていきたいと思います。
ちなみにこのはなれたふたりはざっくり15分ほどで読むことができました。
そこまで気負いなく読めると思います。
ではあらすじと感想いってみましょう。
なおこの先はネタバレも含まれますのでご了承ください。
YOASOBI新曲『舞台に立って』原作あらすじは?はなれたふたりの感想【ネタバレ】
はなれたふたりのテーマはサッカーです。
主人公は孝太郎とライバルのスバル。
一緒に高校サッカー全国選手権で国立競技場に立つ。そして二人同じチームで一緒にサッカーを続けていく。そんな夢に向かって駆け抜けていくストーリーで、孝太郎目線で話が進みます。
二人は同じ小学校に通い、同じチームでプレイする2人
この2人、ポジションは孝太郎がGKでスバルがFW。
『今日、俺の2得点のおかげで勝てたよね』
『俺が止めたからだろうが』
違うポジションで同じチームのため優劣はつけにくいもののお互いこんな風に言いあいながら、意地でも優劣をつけようとしていました。
しかし高校三年生の秋。
孝太郎は不調に。毎年選抜され参加していた強化合宿にも呼ばれなくなり・・。
孝太郎はスバルとの差が開いていくのを感じてしまい、しかしスバルはたまたまだといつも通り接してきます。
合宿が終わり返ってきたスバルと共に臨んだ高校サッカー予選2回戦。
やはり不調は変わらず点を許してしまいます。
対してスバルは点を決めチームは勝利。
変わらず結果を出し続けているスバル
頑張っても結果を出せなくなってしまった自分(孝太郎)
試合後の帰り道。
俺とスバルが一緒にプレーできるの、多分もう最後じゃん。気遣わないで、精いっぱいやろうぜ
次の試合は準決勝。
スバルの様子がおかしくプレーにも力がはいり、得点につながりません。
そして後半48分のスバルのファール。相手チームのPKです。
このとき孝太郎がスバルに近づき始めてスバルが感じていたプレッシャーを知ります。
『もう一緒にプレーができなくなるかもしれない』
諦めていた孝太郎に火が付きました。
そしてPKを見事止め、カウンター。
GKの孝太郎からFWのスバルへ。
必死すぎて忘れていたサッカーの楽しさを思い出しました。
見事勝利し決勝へ。
しかし決勝は負けてしまい、惜しくも全国の国立競技場の舞台に立つことはできませんでした。
3年後。
スバルはサッカー推薦で大学に、U-23代表選手として世界へ。
孝太郎はスバルとは違う大学で、アマチュアチームでサッカーを。
それぞれ違うチームであれどサッカーを続けています。
チームとしては、はなれたふたり。
しかしお互い気持ちでは繋がっていて、ライバル関係はかわりません。
YOASOBI新曲『舞台に立って』原作あらすじは?はなれたふたりの感想【ネタバレ】
青春のサッカー小説となっています。
小学校からずっと同じことに取り組んでもいなかったですし、この二人の関係のような人はいないのでなんだかうらやましくもあり、ほろ苦い青春な感じでなんだか暖かくなるような気持ちでした。
きっとスバルは孝太郎が調子が上がらず結果が残せなくなってどうしようもない気持ちになっていることを気づいていたのではないか、だからこそあえていつも通り接することで奮い立たせられる。
諦めてほしくなかったんだろうなと思います。
本当のお互いの気持ちを知った時、より深くつながることができる。
気持ちを伝えるということは大事なことなんだと改めて思いました。
自分には孝太郎とスバルのようなライバル関係になれるような人はいませんでしたが、ドキドキワクワク。入り込んでしまいました。
短編ながらも応援したくなるふたり。
最後はタイトルの通りはなれてしまいましたが、常にお互いを意識しあって、気持ちの上では一緒にいて、そのおかげで頑張れる。
前向きな形で物語が終わりました。
学生時代長く一緒にいた友人がいて、今は全く連絡をとっていませんが、何となく思い出し、久しぶりに連絡でもとってみようかなと思いました。
あなたははなれてしまったけれど気持ちで繋がっている。
そんな孝太郎とスバルのような関係の人はいますか??
YOASOBI新曲『舞台に立って』原作あらすじは?はなれたふたりの感想【ネタバレ】まとめ
YOASOBI新曲の『舞台に立って』原作のなかの『はなれたふたり』についてあらすじと感想をまとめていきました。
小説はここ数年読んでいませんでしたが最近になってこのはなれたふたりも含めてYOASOBIの原作小説を読み始めました。
短編小説であり、そこまで時間をかけずに読めるのはいいなと思います。
久しぶりの小説で長編はなかなか読むのに根気がいりそうなので・・。
とはいえあっという間に読み終えてしまいます。
さらに曲をきいて、MVをみることで余計に深く世界観に入り込めるYOASOBIマジック。
これからも楽しみです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。