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佳久創はラグビーから転身?父親や双子の兄弟など家族構成や出演作まとめ

メンバー・人物

YOASOBIの新曲『劇上』が主題歌をつとめるドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』。
その中で、物語の“裏と表”を行き来するように存在感を放っているのが、乱士郎役・佳久創(かく そう)さんです。

初めて見た人はきっと、「この俳優、誰だろう?」と思ったのではないでしょうか。
鋭さと優しさをあわせ持つ眼差し、舞台の上に立つときの重心の低さ——。
その演技の根底には、実は日本代表にも選ばれた元ラガーマンとしての経験が息づいています。

しかも、父親は中日ドラゴンズの名投手です
そして双子の兄もまたスポーツの道を歩むという、まさに“勝負師一家”の次男。

異色の経歴と努力の軌跡を経て、俳優として輝きを増す佳久創さん。
今回はその生い立ちから家族構成、出演作までをじっくりとたどりながら、
“ラグビーから表現者へ”転身した彼の素顔に迫ります。

ラグビーから俳優へ——7人制日本代表から“表現者”の道へ

佳久創さんは、1990年10月28日生まれ・愛知県名古屋市出身
身長185cm、ベンチプレス130kgを挙げるほどの筋力を持ち、もともとは本格的なラグビー選手でした。

学生時代は東海トップクラスのラガーマン

中学からラグビーを始め、高校時代は愛知高校ラグビー部に所属。
高校3年生で7人制ラグビー東海選抜に選ばれ、全国大会で準優勝という輝かしい実績を残しています。
そして、大学は明治大学法学部に進学。
名門・明治大学ラグビー部で主力として活躍し、ポジションはWTB(ウイング)。俊敏性とパワーを兼ね備えたプレーヤーでした。

日本選抜メンバーとして世界へ挑戦

2011年、7人制ラグビー日本選抜の一員として「上海セブンズ」に出場
当時21歳。日本代表として初めて国際舞台に立ちました。
しかしこの大会中に左膝の前十字靭帯断裂という大怪我を負い、約1年間のリハビリ生活を送ることになります。

2012年には復帰を果たし、15人制日本代表の練習にも参加。
努力を続ける姿勢はまさに“努力の象徴”でしたが、怪我の影響が長く残り、2015年に現役を引退しました。

トヨタ自動車ヴェルブリッツでの社会人時代

大学卒業後は、社会人チームのトヨタ自動車ヴェルブリッツに所属。
名古屋を拠点に2年間プレーしましたが、怪我との闘いは続きます。
「自分の限界を見極めたい」という思いで現役を退き、その後、まったく違う世界——“俳優”という表現の舞台へと進む決意をします。

父親は元プロ野球選手!受け継がれる“勝負師の血”

佳久創さんの父親は、かつて中日ドラゴンズで活躍した名投手、**郭 源治(かく げんじ)**さんです。
台湾出身で、1980〜90年代にかけて中日のエースとして活躍。
100勝・100セーブを達成した名選手で、救援王や最優秀防御率のタイトルを獲得した記録的なプレイヤーです。

1989年に日本国籍を取得し、名前を「佳久源治」に改名。
その際に誕生した“佳久”という苗字が、現在の家族に受け継がれています。

父から息子へ、受け継がれた姿勢

郭源治さんは現役時代、「常に自分を律し、勝負に誠実であれ」という言葉を座右の銘にしていました。
その生き方を間近で見ていた創さんは、自然と**「努力で勝つ」という哲学**を身につけたそうです。

実際、創さんは俳優になったあとも、撮影のたびに体づくりを怠りません。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で武蔵坊弁慶を演じた際は、体重を88kgから115kgに増量
「身体で表現する」という信念は、まさに父からのDNAそのものです。


双子の兄・佳久耀(よう)さんとの関係

佳久創さんには、双子の兄・佳久耀(かく よう)さんがいます。
耀さんもスポーツマンで、学生時代から野球を続け、**台湾のプロ球団「統一セブンイレブン・ライオンズ」**で練習生として活動していた経歴を持っています。

双子だけあって、顔立ちはそっくり。
しかも身長も同じ185cmで、体格まで瓜二つ。
番組出演時には「兄弟で間違えられることも多い」と語っています。

二人とも異なる競技に挑戦しながらも、**「真っ直ぐに努力する姿勢」**が共通しています。
まさに、“努力することを楽しむ兄弟”といえるでしょう。


主な出演作まとめ|ラグビー経験が活きる俳優キャリア

ラグビー選手から俳優へと転身した佳久創さん。
その身体能力と表現力を生かし、次々と話題作に出演しています。

ドラマ出演

  • 『ノーサイド・ゲーム』(2019/TBS):ラグビー選手・里村亮太役
     → 実際のプレー経験を生かしたリアルな演技で注目を集めました。
  • 『仮面ライダーゼロワン』(2020/テレビ朝日):テニスコーチ型ヒューマギア・ラブチャン役
     → 子どもたちからの人気も高く、「優しいヒューマギア」として話題に。
  • 『鎌倉殿の13人』(2022/NHK):武蔵坊弁慶役
     → 怪力と情を併せ持つ弁慶像を、体を張って体現。
  • 『王様戦隊キングオージャー』(2023〜2024/テレビ朝日):カグラギ・ディボウスキ/ハチオージャー役
     → 特撮ファンの間では“スーツアクターに匹敵する所作”と絶賛されました。
  • 『私たちが恋する理由』(2024/テレビ朝日):大島蛍役
  • 『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(2025/フジテレビ):乱士郎役

映画出演

  • 『キングダム 運命の炎』『大将軍の帰還』(2023〜2024):竜川役
  • 『八犬伝』(2024/曽利文彦監督):犬田小文吾役
  • 『Broken Rage』(2025/北野武監督)
  • 『サラリーマン金太郎【暁・魁編】』(2025/下山天監督)

特撮、アクション、時代劇とジャンルを問わず活躍。
そのすべてに共通しているのは、「体で語る演技」
スポーツで鍛えた肉体と精神力が、映像の中で光っています。


現場で愛される理由——真面目さと人柄

佳久創さんは、共演者やスタッフからも「礼儀正しく、常に笑顔」と評判。
現場ではムードメーカーとして雰囲気を和ませる存在です。
『キングオージャー』の撮影中には、撮影スタッフと一緒に筋トレをする姿もあったそう。
アスリート時代のチームプレーの精神を、そのまま現場にも持ち込んでいるのが印象的です。

まとめ

俳優・佳久創(かく そう)さんは、ラグビー日本代表経験を持つ異色の経歴の持ち主です。
学生時代から全国トップクラスのラガーマンとして活躍し、怪我を乗り越えて俳優の道へ。
「努力で勝つ」という信念を胸に、体を使って表現するスタイルを貫いています。

父親は中日ドラゴンズの名投手・郭源治さん。
その勝負師の血とストイックな精神は、創さんの演技の中にも息づいています。
さらに、双子の兄・耀(よう)さんもスポーツ選手としての道を歩み、兄弟そろって“努力する姿勢”が共通しています。

『ノーサイド・ゲーム』『仮面ライダーゼロワン』『鎌倉殿の13人』『キングオージャー』、そして最新作『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』まで。
彼が出演する作品はいずれも、“体で語る”演技に定評があります。

スポーツで培った集中力と誠実さ、そして観る者を惹きつける存在感。
佳久創さんは、まさに“ラグビー場から舞台へ”と人生のフィールドを変えた表現者です。
今後もその挑戦から目が離せません。

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